STORIES:OKUROJI

【PEOPLES】#4
野球きっかけで革好きへ。革愛あふれる革財布店スタッフ

<small>【PEOPLES】#4</small><br/>野球きっかけで革好きへ。革愛あふれる革財布店スタッフ<br>
ピープル

2020.11.14

Hawk Feathers

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人の顔が見える店は、通いたくなる。名物店主がいる店ならなおさらだ。毎回OKUROJIの”人”にフォーカスを当て、生い立ちやこの仕事を選んだきっかけ、お店のことなど、その人の魅力に迫ります。第4回は、『Hawk Feathers』スタッフの堀井彰人さん。

Photo:Mizuho Takamura  Text: Akane Imoto

革好きキャリアのスタートは小学校時代から。

プライベートでも革ジャンなどを集めるぐらい革製品は好きなんですけど、好きになったきっかけは小学生の時からやっている野球かなぁ。グローブとか、幼いころから日常に革製品が身近にあったことが大きいと思います。野球は甲子園を目指すぐらい熱中していて、その頃は今みたいに革の種類というよりも、その形に注目していましたね。例えばグローブだったらはめた時の感覚って作る職人によって全然違う。千差万別で人それぞれに好みの違いがあるからおもしろいですよね。

いま店で扱っている財布も同じで、職人に同じ材料を渡しても、人によって全く別の仕上がりになってくるんですよ。そこに注目する感覚は野球から今にもつながっているなと思います。

革好きキャリアのスタートは小学校時代から。

「いい革ってどんなの?」と聞かれると感覚的なことも含むので難しいのですが、これだけ革を扱っていると触った瞬間に自分の中での良し悪しは分かります。握ったときのコシとか、こすりあった時のギュッという“鳴く”音とか。この革が“鳴く”という感覚はもちろん財布にもあって、いいか悪いかは人それぞれですが、僕はその感覚が好みです。こういった革の好みやこだわりというのは、やっぱりこの仕事でいろんな革を見たり触ったりしてきた経験が蓄積されて定まってきましたね。個人的にはしなやかでコシのある馬革が好きです。いま着ている革ジャンも馬革ですしね。

 

手に取っているのは貴重な「ルガト」ショルダー。牛の首から肩の部位で、トラと呼ばれる天然の証のシワがとても魅力的なんです

1つのパスケースをきっかけに革を扱う仕事へ

前職は地元の群馬で消防士をやっていたんですよ。それが結婚を機に東京に住むことになって電車に乗る機会が増えるからということで、毎日使うパスケースを探すことになりました。革製で探していたところ、たまたま入った店がこのHawk Feathers と同じ会社がやっているmic渋谷店でした。
その後、革を扱う会社を中心に求人を探していたら、この会社の募集があって。「ここだ!」と思って応募したのが入社のきっかけ。だから、あの時、革のパスケースが目に留まってなかったら僕はここにいなかったかも。(笑)

入社後は営業部や物流部、店舗運営などを経験していま店頭に立っています。いろんな部署を経験しましたが、今はお客様が僕の革の説明に納得してよろこんで退店していただけることが一番うれしいです。

1つのパスケースをきっかけに革を扱う仕事へ

このHawk Feathersは3年前にスタートしたビジネスパーソン向けの革財布ブランドなんですが、「財布屋が考える、本当に良い財布」という言葉をブランドメッセージとして日本人の作る最高峰の技術を体感してほしいと考えております。
日本人の職人は高齢化が進んでいて年々減ってきていますが、うちの本社には、かなりの技術を持った職人が7名常駐しています。社内の職人なので、この財布は誰が作ったというのが一目で分かるんですよ。作った人を知っている人間がお客様と接するので、職人の思いも伝えやすいし、逆にお客様の意見を職人に伝えることもできる。

時には商品のステッチや磨きなど、お客様が気に留めないような点で職人と議論することもあって、ものづくりのために言い合える環境がすごくいいなぁと思っています。入社して16年になりますが、みんなあたたかい人柄で風通しもいいので、僕に限らず勤続年数が長い人が多いのはそんな環境もあるのかもしれないですね。

店頭では商品への刻印サービス可能なので、ギフトにもおすすめ。イニシャル刻印550円(税込)・ネーム刻印1,100円(税込)〜

日比谷を歩く大人におすすめしたい革財布

やっぱりトレンドとして推したいのは、コードバンの財布! 馬のお尻の革の繊維質の部分を磨き上げたものなんですが、技術的にも難しく、革のダイヤモンドとも呼ばれるぐらい貴重な革です。使い込むと光沢が増すので、経年変化も楽しんでほしいですね。

日比谷を歩く大人におすすめしたい革財布 上から時計回り、コードバン長財布46,200円、ボックス小銭付き三つ折り札入れ24,200円、ファスナー小物入れ23,100円 ※価格は全て(税込)

他にもシープやカンガルー、表面に漆加工を施した黒桟革という革の財布も扱っています。こっちは革の黒ダイヤってよばれているんですよ。革への漆加工は日本に昔からある技術で、かつて鎧兜にも使われていた技術です。

漆加工で表面が輝く黒桟革ヒップポケット革財布 33,000円(税込)

 

当店はブランド初の専門店になるので、ぜひ実際に触れて財布の作りを確かめて欲しいですし、「ここにこだわって僕の仲間が作っている」ということをしっかりお客様に伝えていきたいですね。ケアグッズもそろっているのでお手入れの相談でもいいですし、ふらっと立ち寄っていただきたいです。

 

PROFILE

堀井彰人(ほりい・あきと)さん

HawkFeathers、micなどを革製品のブランドを手掛けるラモーダヨシダに入社し16年。営業部や物流部を経て、現在はHawkFeathers日比谷OKUROJI店を担当。趣味は古着屋めぐり。いつか革ジャンと財布を同じ馬革であつらえるのが夢。好きな芸能人はNiziUのマコ。「小学生の子供と一緒に踊ってます!(笑)」OKUROJIで行きたいお店は「炭焼 うな富士」。

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