社員インタビュー/02

性質のまったく異なる3施設を担当。開発と運営、両方の経験を活かしたプロフェッショナルになりたい 福田 美紀 開発事業本部 開発一部 2016年入社

入社すぐに前例のないプロジェクトの開発へ
3年目で芽生えた責任感

2016年入社で、神奈川支社の開発管理1部という部署に配属されました。こちらは南武線の高架下などを担当する部署なのですが、ちょうど「コトニアガーデン新川崎」という再開発事業が進行している時期でした。はじめは開発を担当していたのですが、工事着工のタイミングで工務課に異動し、開業のタイミングで再び開発と兼務になり運営まで携わりました。こちらは前例のないプロジェクトで、単なる商業施設ではなくタウンマネジメントという考えのもとに行っていました。社内で参考にできる事例がないものですから、自分でああしよう、こうしようと一生懸命調べて取り組んだことを思い出します。また一緒のチームの先輩が途中で産休に入ってしまい、急にメインで地域の方と交渉する立場になってしまって。それが入社3年目ぐらいだったのですが、そのとき覚悟が決まったというか、仕事への責任感というものを自覚したのを覚えています。

「テナント事業者さんは人生をかけている」
今も仕事の指針とする上司の言葉

4年目からは本社に異動し、当時の開発調査部というところで「日比谷OKUROJI」のプロジェクトメンバーとして設計や工事関係、開業してからは運営にも携わりました。こちらは高架下の商業施設として「コトニアガーデン」とはまた違った業界の方と接することが多く、初めて経験することばかりでした。そのなかで印象に残っている上司の言葉が「テナント事業者さんは人生をかけている。そういう人たちを相手に仕事していることを忘れずに対応しなさい」というものです。この言葉を今でも常に頭において仕事をするようにしています。「日比谷OKUROJI 」はコロナ禍での開業となりましたが、その対応やテナントさんをはじめとした関係者とのコミュニケーションなど、慣れないながらも少しずつ乗り越えて開発運営を進めていけたかなと思います。

信頼関係の構築は直接会話をすることから
職人さんと話すことで視野が広がる

そして現在は開発1部というところで、秋葉原・御徒町間の高架下にある「2k540」という施設を担当しています。こちらは2010年の開業で、すでに10年以上の歴史がある施設です。“日本のものづくり”をテーマにしているので、職人さんなどまたしても異なる職種の方と接することになり、信頼関係の構築方法も変える必要を感じました。50ものテナント様が入っていますので、なるべくこまめにお店に顔を出して直接会話をすることを心がけています。職人さんなど、ものづくりをしている方たちは、発想やアイディアが豊かで、話をしているととても視野が広がると感じます。もともとテナント様主体で開催される企画も多かったのですが、コロナや職人さんの高齢化もあり、現在は当社で引き継いで開催しているイベントも多くあります。施設の一大イベント「2k540ファンファーレ」もその一つですが、テナント様だけでなく地域の方とも連携しながら開催するイベントのため、無事に続けられていることが担当として胸をなでおろしているところです。

地域密着で街づくりへ波及していく
施設開発・運営が
当社ならではの魅力

このように入社以来、幾度も試練を乗り越えながら、さまざまな経験を積むことができているのは、幸運なことだと感謝しています。私が担当してきた施設も含め、当社の手がけている施設は会社名が前面に出ていないものが多く、会社の知名度向上には繋がっていないかもしれません。でもその分、地域に溶け込みやすいと個人的には思っていますし、それが当社ならではの魅力だと感じています。「コトニアガーデン新川崎」のように地域密着で、さらにそこから街づくりへ波及していくような開発をさらに推し進めていければと思います。
私自身はもともとは開発がしたくて当社に入ったのですが、運営も経験してきたことで一連のサイクルがわかるようになってきました。建築の資格取得など専門性を高めながらも、開発・運営両方の流れがわかるプロフェッショナルなっていきたいと考えています

風通しのいい社風だからコミュニケーションがとりやすい
会社の変革意識を追い風に

最後に学生の皆様に当社の魅力を伝えるとするなら、まずは風通しが良いこと。例えば「この企画は誰々さんがやりました」ということをしっかり発信してくれるので、直接話したことがなくても、その人のことを知っているということがよくあります。いざ一緒に働くとなったときも、コミュニケーションがとりやすいのがいいですね。また会社全体が今、変わろうという意識がとても強いことも、若い皆さんには追い風になるかも知れません。また開発の仕事に興味のある方は、今のうちにたくさんの施設を見ておくことをお勧めします。一度つくる側になると、純粋な利用者目線が持てなくなってしまうので、今の感性で見ておくことが将来の財産になると思います。

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