社員インタビュー/05

入社8年で3つのSCを開発実務のオールラウンダーを目指し、まだまだ成長中 佐藤 航介 ショッピングセンター事業本部マーケティング開発部 2017年入社

計画立案から開業まで4〜5年かかる開発を
複数並行しながら開発

私は現在入社8年目。ショッピングセンター(SC)事業本部のマーケティング開発部で、シャポーやビーンズ、エキュートなどの店舗入替や、改装計画の企画、設計・施工の対応、テナントのリーシングや契約など、開業までの一通りの業務を行っています。ひとつの施設につき2〜3年、ときには4〜5年以上という長いスパンでの仕事になりますが、それを複数並行しながら進めることが多いです。入社3年目でこちらの部署に異動してきたのですが、それまでSCの現場にいたので、業務内容があまりにも違うことに戸惑いを感じてしまいました。設計の専門用語が分からず話についていけなかったり、右も左もわからない状態で、試練の日々でした。2年間はがむしゃらに仕事に取り組み、徐々に自分の中にインプットされてきた情報をアウトプットできるようになったのが5〜6年目というところでしょうか。

営業時代に聞いたお客様からのご意見は、
開発担当になっても生きています

入社して最初は「シャポー市川」という、当社施設では大型規模のSC営業所に配属され、お客様とも直接接する業務を行っていました。こちらには毎日通われるお客様も多く、ご意見をいただくこともしばしばありました。しかし最初はお叱りから入っていても、最終的には「私はここが好きだから言っているのよ」というようなことをおっしゃってくださるんです。それだけ皆様に愛されている施設なのだなと強く印象に残っていますし、現在の開発業務でもお客様の顔を思い浮かべることができるようになった大切な経験だったと思っています。また開発に携わった「シャポー新小岩」は、新規施設だけに地元の期待も大きく、開店時は想定をはるかに超える行列ができました。その光景を見たときに、街の人たちの暮らしに直結する仕事であることを強く感じました。

自分の力ではどうにもできないことは、
抱え込まずに周りの意見を聞くことが大事

当社のSCは、駅という公共性の高い場所にあることから、調整事項が多いという面があります。JRや行政へ申請しないといけないことも多く、ひとつのスケジュールが狂うとすべてが遅れ出してしまいます。こればかりは自分の力ではどうにもできないことですので、それをいかに他のルートで調整していくのか、というような対応力も随分身につきました。今でこそ色々な人と相談していますが、最初のうちは問題が発生しても1人で解決しようとしてしまいがちでした。朝早くに出社し一人で考え込んだり…。あるとき周りから「一人で抱え込まないように」と言われてハッとしました。自分の役割はプロジェクト全体をまとめていくこと、そのためには専門家や周りの意見を聞きながら最適解を見つけていくことが重要であると気づいたんです。それが理解できてからは、仕事がよりスムーズに運ぶようになりました。

若手にも積極的にチャレンジ
させてくれる一方で、
子育て世代へのサポートなど働きやすさも

この部署に来てから5年で3施設の開発に携わってきましたが、これは自分でも恵まれているなと感じています。少数精鋭で忙しいときはたしかに大変なのですが、その分たくさんの経験が積めます。着任してすぐに携わった「ビーンズ 武蔵中原」の改装では、集中レジ化という課題に取り組みました。もともと別で会計をしていたスーパーと生鮮食品の会計を一度にできるようにするというものなのですが、各テナントとの調整や酒販の法律上の課題など、クリアしなければならないことが多く大変でしたが、それを無事実現できたことが自信に繋がりました。一方で子育て世代へのサポート体制など、働きやすい環境が整っているのも当社の魅力です。先日も子どもが熱を出してしまったのですが、在宅勤務に切り替えることができましたし、部署内でも理解していただいているので大変ありがたいです。また社内での研修制度も充実しているので、働きながら学びの機会が得られます。私も今年「SCアカデミー」という講座に通っているのですが、同業他社の方の考え方に触れたり、一緒に課題に取り組むことで新しい視点を取り入れることができています。

面で開発ができる環境に感謝し、
実務のオールラウンダーとして活躍していきたい

当社はSCだけでなく、高架下事業やオフィス・住宅など、様々な事業があり、駅を起点とした街づくりを“面”で開発できるのが強みだと考えています。さらに新規事業も次々に生まれ、まだまだ可能性を秘めた企業だと思います。私も現在はSCのマーケティング開発を担当していますが、同じSC部内でも、まだ知らない業務がたくさんあります。まずはSCについてしっかり学ぶことが前提ですが、開発やオフィス・住宅など他部署の業務にもチャレンジして実務経験を積み、いつか“都市開発人材として実務のオールラウンダー”になりたいという思いがあります。都市開発や商業施設に興味のある学生さんには、魅力的でやりがいのある仕事が待っていると思いますよ。

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