社員インタビュー/03

構想力や調整力で街の新しいストーリーを紡いでいく 五十嵐 恵 オフィス・住宅事業本部 課長 2010年入社

これまでの豊富な経験を活かして
未来に向けて構想を進める

2010年に入社し、施設管理本部で設計や工事の調整・発注など技術的な経験を積みました。次に、施設管理本部と開発事業本部の兼務で、高齢者と子育て世代がともに生活する複合型まちづくり「コトニアガーデン新川崎」に約3年住従事し、その後さらに、オフィス・住宅事業本部との兼務で住宅中心の開発計画に携わるようになりました。オフィス・住宅事業本部では、仙台市内の商業施設併設の賃貸マンションや、タワーマンションとオフィスビルを併設する大型まちづくりプロジェクトとして、目黒MARCに従事。現在は所属部署の事業拡大に伴い、商品企画につながる資料の作成や10年先を見据えたまちづくりの構想などを行っています。

社会変動が転機となり、
当社の経験者採用を知る

前職は不動産デベロッパーで、主に分譲マンションや賃貸マンション、商業施設、そしてリート関連の不動産開発の事業推進部門に所属していました。転職の直接的な理由は当時不動産業界が大きな影響を受けた2008年の世界的な金融危機でした。当時の勤務先もその影響を受けてしまって。もともと人を中心とした不動産開発や人が集まる商業施設に携わる仕事が好きだったので、その中で社会の基盤であり、利用者の集客機能を持っている駅や鉄道に深く関連がある当社に興味を持ったのが入社のきっかけでした。

新しく生まれて、ともに成長してきた
オフィス・住宅事業

入社してまもなくエキュート赤羽の立ち上げメンバーとともにSC事業の開発を担っていました。エキュート赤羽が開業したその日、当時の社長に突然呼ばれて「五十嵐、今度住宅やるんだよ。社宅のリノベーションやるからやってみろよ」と言われたんです。開業イベントの横でもう次の話だったので、経営者は先を見る力がすごいなと感じました。当時、当社では新規の住宅事業の展開がありませんでした。社宅管理のみ中心の状況から、新たに賃貸住宅事業が始まり、現在まで携わっています。当社の事例で言うと、旧社宅を賃貸住宅にリノベーションしたアールリエット高円寺では、1階にカフェやショップを誘致したり敷地内のひろばで街のイベントを企画するなど、居住者や街の人との交流を促進する取り組みも推進しています。このように入社当時はまだ存在していなかった事業が次々と生まれる可能性があり、社員全員が新規事業を提案できる仕組みも当社にはあります。

現場で磨かれた説得力と交渉力

デベロッパーの仕事は華やかな一面もありますが、地道で過酷な面ももちろんあります。東日本大震災後、鉄道高架橋の耐震補強工事が本格化し、高架下で営業されているテナント様に一次的な移転等をお願いして工事を進めなくてはなりませんでした。当時、私は移転に伴う交渉で建築の技術的な面を提案する業務に携わっていました。特に東京駅周辺は、店舗が建て込んでいて、長年営業されている方が多いので、移転や再建築の説明にご理解をいただくために、丁寧な会話を続けることがとても重要だと当時の先輩方やJRグループの関係する部門の方々から学びました。課題を解決するための根気と努力が本当に重要な職種だなとそのとき痛感しましたね。

嬉しさ、感慨深さ、寂しさも
多くの人を巻き込んで開発事業に
携わることができる魅力

これまで多くの開発事業を社内の関係部署や社外の設計者・施工者・コンサルティング会社やデザイナーさんなどと連携して進めるなかで、私一人では考えられないようなアイディアが生まれ実現してきました。計画を立て、実行し、調整して次のステップに進む過程において、多くの関係者と協力しながら進める業務にやりがいを感じます。開発から担当していた施設の運営が始まり、実際使われる様子を見るのはとても嬉しいことです。同時に一区切りつくことへの安堵感と寂しさもうまれます。開発事業に携わりたい、新しいことに挑戦したい方はぜひ当社で力を発揮してほしいです。

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