ユニークな開発に惹かれて、
すぐに経験者採用情報を探して応募した、
当社との出会い
「面白い開発をしている」と、気づいたら経験者採用情報を探していました。
私は2013年に百貨店業界から経験者採用で入社しました。前職の百貨店では、食品フロアで全国の銘品を仕入れたり、ショップの誘致やサポートに携わっていました。そんな中、当社の施設「2k540」を訪れる機会があり、高架下の空間を有効活用する開発に感銘を受けたんです。新たに建物をたててテナントを集めるのではなく、元々ある高架下を活かす開発がユニークで心を動かされました。この出会いをきっかけに、当社への応募を決めました。
選考期間中に、当社の他のSCに足を運んでみると、今はリニューアルされてきれいになっているのですが、当時は設備や環境に改善の余地があり、駅直結という好立地で、これから魅力を高める可能性があると感じました。面接では、百貨店で培った知識や経験を活かしたいという想いを伝え、無事に入社が決まりました。
多様なショッピングセンターの
運営経験を通じて
豊富な
キャリアを積む
入社してから今までショッピングセンター(SC)事業本部に従事してきました。はじめは「エキュート赤羽」で、エキナカのテナント様のサポートや期間限定ショップの誘致に携わりました。その後、地域密着型のSC「ビーンズ戸田公園」で、地元店舗の出店交渉を行うなど、地域のコミュニティと接しながら、地元に根ざした運営を経験しました。次に、当社の中でも規模の大きいSC「シャポー船橋」に配属され、リニューアル準備を任されることに。新規テナント様の出店手続きのサポートなどを担当し、無事リニューアルオープンを迎えました。2020年にはショッピングセンター事業本部の営業部へ異動となり、コロナ禍での集客や売上促進に努めました。
移動販売が創る新たなコミュニティ空間
「トマルカ」の展開
現在は、昨年10月から本格展開を始めた「トマルカ」という新規事業の運営を専任で担当しています。社内コンペ「燈台」で提案し、1年間の実証実験を経て本格始動に至りました。このサービスは、キッチンカーや移動販売車と高架下の空きスペースを結びつけるプラットフォーム事業です。移動販売に加え、イベントやサードプレイスとしての要素も組み合わせ、多くの人が集まる新しいコミュニティ空間を目指しています。
今後はスペースの数を拡大し、場所の提供と運営効率の両面をバランスよく進めながら、多くの人に親しまれる場づくりを推進していきたいと考えています。
資格取得やスクールでの学びを
活かして、
未来のSCを考える
当社のサポートもあり、スキル向上のため、積極的に資格を取得したり、スクールに通っています。「宅地建物取引士」や「SC経営士」の資格を取得し、SCアカデミーというビジネススクールに通いました。「トマルカ」が成長できると確信を得たのも、SCアカデミーの卒業研究論文発表がきっかけでした。将来、無人運転等のモビリティ技術が急速に進化した社会では、商業空間として移動販売車が人々に貢献できる可能性や将来性をスクールで研究したことで、事業の成長に自信が持てました。全国のSC関連社員とビジネスや経営について学べた経験も、今の業務に役立っています。今後は、新規事業に関するセミナーや交流会にも積極的に参加し、事業の広げ方や、スタートアップの考え方などを取り入れて、トマルカに活かしていきたいです。
賑わいを維持するための長期的な
視点と
地域の方や街を大切にする目線
前職では社風もあり、周りに同調することが多かったのですが、当社に入社してからは自分の意見をしっかり伝えて、長期的に最善の選択をする重要性を学びました。この姿勢は私が最初に配属されたエキュート赤羽で求められたことで、今も私の基盤となっています。
現在取り組んでいる新規事業は、会社の成長を支える「種まき」のような存在だと思っていて、当社が新しいサービスの導入を積極的に後押ししてくれる点は非常にありがたく思っています。SC事業では、地域の方々にどれだけ良いサービスを提供できるかが大切です。身近なまちづくりから未来の事業まで共通して言えることは、たくさんの人が集まる場所を目指していること。これからも多くの人が集う場を耕し、地域に愛される魅力的な空間を創りたいと思っています。