高円寺アパートメント

日々の暮らしのハレとケ

#まちとの関わり

近年は“古着の街”としても有名になり、週末には多くの若者たちが商店街を訪れる高円寺。かつて文豪たちが集った歴史ある文化の香りと、活気あふれる飲み屋街などで知られる阿佐ヶ谷。高円寺アパートメントはその両者、JR中央・総武線の高円寺駅と阿佐ヶ谷駅のちょうど中間点にあり、アパートメントが独自に運営する「マルシェ」「ビアフェス」などのイベントやさまざまな季節行事を通じて、高円寺・阿佐ヶ谷の街に開かれた、地域と繋がりを持つ場所を目指して活動を続けてきました。

日常的な住人同士の繋がりを、さらに地域に広げていけたら

サラさん(住人や地域の関わりをサポートする“女将”)
「隣近所にどんな人が住んでいるのかまったく知らないまま暮らしている人が、特に東京では多いと思うんです。でも、高円寺アパートメントの中では住人同士お互いの顔がわかって、日常的に挨拶が生まれて、何かあった時にはお互い助け合える。そんな“家族”と“ご近所さん”の中間のような関係が生まれる暮らしを育んでいけたらと思って、1階でお店を開きながら、私自身も住人のひとりとして生活をしています」

シンドーさん(高円寺在住歴30年以上の住人)
「地方から上京してずっと高円寺に住んでいるんですけど、大家さん以外で隣近所に住んでいる人を誰も知らないことなんて、東京で暮らしていたら当たり前だと決めつけていたんですよね。それが、高円寺アパートメントに引っ越してきてから、住人同士の日常的な繋がりがあることの利点や、心地よさみたいなものに気づいてしまった。イベントなどを通じてご近所に住む方とも顔見知りになって、街なかですれ違った時に挨拶するとか以前は考えられなかったことなので、自分でもすごく驚いています」

サラさん
「アパートメントの住人さん同士だけでなく、ご近所さんとの関係も繋げていきたいです。もっといろんな人たちと、道端で会った時に“○○さん、どうも”って挨拶ができるような感じになるといいなと思います」

芝生でたまたま出会っただけで、自然に会話が生まれる住人たちの日常

住人が街で始めたナリワイが、暮らしを豊かにする

高円寺駅の南口方面にあるエトアール商店街から狭い路地を入ったところで、花屋「Lopnur (ロプノール)」を営んでいるかほさんは、かつて高円寺アパートメント1階のクラフトビール&スパイスカレーの店「アンドビール」でアルバイトをしていました。

かほさん
「アンドビールでは1年半くらい働いていて、結婚して遠くに住むことになったのでバイトを辞めたんですけど、その頃からお店の雰囲気と、住人さんたちが芝生広場で楽しそうに過ごしているアパートメントの平和な空気感がめちゃくちゃ好きだったんです。自分でお店をやるなら、こういう朗らかな雰囲気の場所がいいなと思って、高円寺の街にも昔から馴染みがあったので、夫に“お花屋さんを始めたいから高円寺に引っ越そう”って、ずっと交渉していました(笑)」

かほさんは高円寺アパートメントの「マルシェ」で花を販売するブースを出店するなどして独立への準備を進め、2022年にたまたま空きが出た高円寺アパートメントにも入居。その年の暮れに「Lopnur」を開店させました。

いつも素敵なお花をセレクトしてくれる「Lopnur」のかほさん

かほさん
「お店の内装は、高円寺アパートメントで“いちまるいち”を開いている建築士のわたるさんが手がけてくださって、物件探しから相談にもたくさん乗ってもらいました。わたるさんのアイディアで、店内の壁を漆喰で仕上げる時にアパートメントの住人のみなさんにボランティアで手伝ってもらったんです。あえて荒い感じの壁にしたいというのがわたるさんの狙いだったんですけど、プロがやるとどうしても滑らかになっちゃうから、できるだけ素人に塗ってもらおうって(笑)」

スンコさん(実際に「Lopnur」の壁塗りに参加)
「“やってみたい!”と思って、すぐに手を上げました。作業はすごく楽しかったですね。かほさんともその時にいろいろお話しして、仲良くなるきっかけになったと思います。お店がオープンした時に自分が塗った場所も確認したんですけど、奥の狭くなっているところで、荷物があるからあまり見えないんです(笑)。でも、自分たちが関わった痕跡があるお店だから、やっぱり愛着は湧きますよね」

住人たちが入れ替わり参加して、店内の壁の塗装をお手伝い

かほさん
「住人さんたちがワイワイ参加してくださって、私もすごく楽しかったです。お客さんとして、高円寺アパートメントの人たちがお店に来てくれるのはもちろんですけど、住人さんにはお花を届けたりもしていて、しめ縄づくりのワークショップをまめくらし研究所でやったり、マルシェにも今は“Lopnur”として出店して、アパートメントとの繋がりをすごく実感しています。お花って常に飾ったりはしなくても、誕生日や結婚記念日のような何かの節目で、“たまには花でも”と思い出してもらえるくらいでも嬉しいんですよね。住人さんやご近所の人たちのライフイベントに一緒に参加できるのが、とてもやり甲斐があるし、嬉しいです」

高円寺アパートメントと周辺地域のさまざまな関わり

サラさん
「マルシェやビアフェスに出店してくださるお店の中には、かほさんだけじゃなくて、実際に高円寺や阿佐ヶ谷で営業しているお店や団体の方々もいらっしゃいます。地域に根ざしたイベントとして、いろんな方たちに高円寺アパートメントに関わってもらえていたら嬉しいですね。住人さんたちが個々に地域と繋がる活動に参加しているケースもあって、地元でネットワークを広げている銭湯の“小杉湯”さんや古書店の“コクテイル書房”さんなどの活動にも、アパートメントとして繋がりを深めていけたらいいなとも考えています」

2024年の「ビアフェス」には、小杉湯の隣にあるシェアスペース「小杉湯となり」が出店

みほさん(小杉湯のギャラリーで展示を行った住人)
「私と一緒に本を作ったカメラマンの女性が、いつか個展を開きたいという夢を持っていて、すごくお世話になったから何かプレゼントできないかなと考えていたんです。小杉湯さんのギャラリーはもともと知っていて、すごくいい場所だなと思っていたので、小杉湯で個展ができるんじゃないかと思って提案してみたら、彼女も銭湯がすごく好きだということもあって気に入ってくれたので、なんとか実現できました。撮影したけど本では使えなかった写真もたくさんあったので、陽の目を見せることができたのがとてもよかったです」

小杉湯の待合室兼ギャラリーで行われたみほさんの展示

たおさん(フリーで建築関係の仕事をしている住人)
「アパートメントから自転車で3分ぐらいのところに、一軒家を開放している“suha Asagaya”というコワーキングスペースがあって、そこは建築家の方が運営しているんです。“いちまるいち”のわたるさんがその人と知り合いで、近所でコワーキングを始めるらしいよと教えてもらったので、ちょっと行ってみようかなと思ったんですよね。トライアル段階の初期メンバーのうちに通うようになったので、でき上がってしまっている輪の中に後から入っていくよりも楽かなと感じたのと、家でひとりで作業しているより喋る相手がほしいというか、無駄話がしたい(笑)というのがありましたね」

阿佐ヶ谷の住宅街の中にあるコワーキングスペース「suha Asagaya」

かほさん(高円寺の花屋「Lopnur」)
「高円寺中央公園の向かいにある“NEYO KOENJI”っていうカフェで、平日の午前中に“子供撮影会”をやっていて、私もそこに毎回、参加させてもらっているんです。近くにある美容院の方が撮影用のヘアメイクをしていて、私が小道具として、満開になっちゃったのでお店では値段がつけられなくなったお花などを提供しています。“小杉湯となり”さんとも、スタッフにもともと友達がいたので、イベントの時に声をかけてもらったり、ロスブーケをとなりで販売してもらったりして、大変ありがたいというか、サスティナブルな関係を築いています。高円寺アパートメントをきっかけにして、街の中で、地域の中で生きている実感がすごくありますね」

「NEYO KOENJI」で行われる子供撮影会には、アパートメント住人の子供たちが参加することも
高円寺アパートメント 日々の暮らしのハレとケ

高円寺アパートメントで生まれている日常や関わりなどを住まい手目線でお伝えします。
暮らしているからこそ見えてくる、アパートメントの日々をのぞいてみてください。

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